戦時中、台湾で工員養成所の指導員として教鞭を執っていた創業者、吉田富雄。当時の粗悪で非衛生的なチョークで多くの同僚が肺患に斃れたことを契機に、1957年「粉の出ない黒板を開発しよう」と設立したのが日学株式会社です。
 以来、私たちは65年以上にわたって斬新な視点で新商品を開発、高品質な製品を製造・販売し、業界屈指の地位を誇ります。
 木製黒板が主流だった当業界に、スチール鋼板に塗料を焼き付け、さらにはホーロー加工を施して飛躍的に耐久性をアップさせたり、ホーロー製ホワイトボードを発明した創業者をはじめ、書いた板書をそのまま紙に印刷するコピーボードや、壁面をそのまま書き消し出来るホワイトボードに生まれ変わらせるSMWなど、業界をリードする数々のヒット商品を生み出す当社の底流には、変わらない「開発スピリット」があります。

Face to Face ―― 書けば伝わる、共感する。

 どんなにIT技術が進歩しても、それを使う人間は決してデジタルな機械にはなれません。LINEやEメールはとても便利なコミュニケーションツールですが、あくまでも「直接会うこと」の代替手段であり、これに勝るコミュニケーションシーンはないと思います。そして人と人とが直接会って、それぞれの個性や思いを伝えるには、血のかよった温かみのある文字や絵図を書く、アナログ・ツールの方が適しているのではないでしょうか。
 時代の変遷とともに社会の要求が変化し、技術の進歩によって次々に新しいツールが生み出される中で、当社が過去・現在・将来にわたって、お客様に提供する価値は、「人と人との間にあって、それに書くことで考えや思いを伝え、感動を共有する」のをお手伝いすることであり、その軸はブレてはいけないと考えています。

今年ぜひ日学に来て欲しいのは、こんな人。

 時代はモノを大量に消費する社会から、限られた資源をいかに効率的に運用して持続可能な社会に作り替えていくかという大きな岐路に立たされており、メーカーである日学も例外ではありません。そんな思いもあって、黒板に描かれるコンテンツにスポットを当てた「日学・黒板アート甲子園®︎」を継続開催しています。
 また、少子高齢化社会という抗らいがたい国内環境を見越して、海外に製造・販売拠点を求めた「厦門日学文教用品有限公司」、高齢者向け介護施設の「ぽじえじ(日学サポート・アンド・サービス株式会社)」など、新しい分野にも積極的に投資しています。 そんなわけで、今年は「新しいこと」や「チャレンジ」「お祭り騒ぎ」が大好きな新入社員を絶賛募集中です。再来年あたりの「日学・黒板アート甲子園®︎」推進の一翼を担ってもらうことがあるかもしれません。

 現在の日学を支えているのはベテランの先輩社員ですが、未来の日学を担うのは若い皆さんです。
私たちの企業理念に共感し、共に歩んで行く新しい仲間を、心からお待ちしています。

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